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不動産の権利証をなくした

土地・建物の所有権や抵当権などの権利の設定の登記がある方には、権利証と呼ばれるものが必ず手元にあるはずです。
 この権利証は一つの権利にひとつしか与えられないので、無くしたとしても、絶対に再発行されません。持ち歩かずに、また、しまい忘れることのないよう大切に保管しなければなりません。
万が一なくしてしまった後で、何らかの登記にどうしても権利証が必要になった時には、権利証に代わる書類で登記手続きできることもあるので、その都度、専門家に相談してください。
 
権利証は、権利に関する登記の手続きには欠かせない大事なものですが、小切手や手形などの有価証券とは違います。不動産を購入して権利証を手に入れても、自分の名前で所有権の登記がなされていなければ、確実に自分の不動産になったとは言えません。権利証はそれだけでは万能ではないので、権利証の取得と同時に登記をすることが絶対に不可欠です。

関連法規  
◇民法 不動産登記法など